2009年07月12日

「シネマ歌舞伎 怪談 牡丹燈籠」観てきました

★★★★★
歌舞伎鑑賞の時にイヤホンガイドは必須です。
私は歌舞伎は嫌いではないのですが、そんなに数多く鑑賞していないので知識がなく、たまに母に付き合いますが、つい寝てしまいます。

しかし、今回シネマ歌舞伎を見て、わかりやすくて楽しいのに驚きました。
今回は特別わかりやすい内容だったみたいです。なので、眠たくありませんでした。
舞踊や唄のシーンがほとんどなかったせいもあると思います。
踊るのを見ているとどうしても眠くなってしまいますから。

伝統芸能も時代と共に変わっています。もっといろいろ自由にやっている歌舞伎もありますね。スーパー歌舞伎もすごいです。
古典的歌舞伎も残すべきだと思いますが、そのままでは観客は減る一方ですから、彼らもいろんな形で努力しているのでしょう。
こんな舞台を何度か見たら、もっと難しい舞台もしっかり鑑賞できるようになれそうです。

さて、今回は歌舞伎座ではなく、東劇のスクリーンでの鑑賞でしたが、隅々まで見やすくて、ところどころアップになるので、一緒に行った母も、歌舞伎座より見やすいと喜んでいました。
母は同じ舞台を実際に観てますから間違いありません。
何度でも見たいと言うので、行ってきたのです。

しかし、いくら見やすくても、どうせ観るなら母はやっぱり歌舞伎座の方がいいと言っていました。母は片岡仁左衛門のファンです。相手役は玉三郎が一番だといつも言います。 確かにお似合いで、昔は美男美女カップルで大人気だったというのもわかります。

絶世の美女役の玉三郎より、今回の長屋の女房・お峰役の方が好感が持てました。声の出し方もお姫様の甲高い声より、古女房の低い声の方が自然で面白かったです。 しかし、玉三郎も慣れてないのか、ついつい途中で声が高くなりがちでした。

玉三郎が「女優」として出た現代劇も観たことがありますが、私は何より今回のお峰が一番しっくりきました。

「牡丹灯籠」はあちこちに話が飛んで、せっかくの豪華キャストがちょっとしか出番がなかったりで、じつに贅沢な作りでした。
この勢揃いがこの値段で見られるなんて感動的です。
笑いましたが、あくまでも歌舞伎として笑えるというレベルです。

純粋歌舞伎ファンにはどうなのかわかりませんが、たまに舞台を見る程度の母と私はとても楽しめました。私はもっと歌舞伎や能や狂言を観たくなりました。
posted by ゆい at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画「人生に乾杯!」行ってきました

★★★★
素敵な作品でした。
若い頃のふたりのドラマチックな出会い。
ひと目で好きになり、つい助けてしまったのも納得のヘディの美しさです。

しかしそれから年月は経ち過ぎてしまいました。
経済力はないけれど、もう働ける年齢ではないので、毎日何をするでもなく、アパートで居心地の悪い思いをしている夫エミル。

ヘディは堂々と落ち着いていますが、今の生活を情けなく思っています。彼女の唯一の誇りは、貴族だった昔、身に着けていたイヤリングなのです。

エミルは強盗になることで、埋もれていた毎日から飛び出しました。
とてもうまく行くとは思えないのに、犠牲者も出さず、平和的に犯行を重ねます。

後にヘディも合流するのですが、ふたりは久しぶりに恋人同士のように見つめ合うのです。

彼らが指名手配されて、街の人々が応援するのがとても面白かったです。こういう形で社会にアピールするのは、平和的なテロリストと言えるのではないでしょうか。彼らの犯行をきっかけに、ハンガリーの高齢者の経済問題が解決されることを望みます。

ラストがとてもよかったです。

posted by ゆい at 14:15| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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